
やあみんな、このサイトの管理人である。
このゲーム(人生)のゲームマスターである神は、どうやら我々に複数の攻略ルートを提供してくれているらしいことが最近の研究でわかった。
ここでは、そのうち僕の知る2つの攻略ルートの話しをしたい。
まず表のルートはこのサイトのメインの記事として書いているようなルートだ。
簡単に言えば、
しっかり勉強し、それなりのジョブ(職)に就き、スキルアップのための自己投資を忘れることなく、
堅実に働き続ければ、それなりの稼ぎを獲得できるし、
その稼ぎも、碌な使い方をするのではなく、
堅実に貯金・資産形成・自己投資に振り分けていこうぜ。
そしたら、なんか良い感じのこのゲームは攻略できるようになってるぜ、と。
なんかそんな感じ。
そしてこれは間違いなく「表ルート」としての攻略法に間違いないように思う。
が、大抵のゲームには裏技(バグ)があるように、このゲームにも裏ルートというものが確実にある。
裏、というのは違法だとか、ヤバいとか、そういう意味ではなく、
(それは攻略ルートではなく、バッドエンドルート)
「できる気がしなくて誰もやらない」
そういう見え方をするルートだからこそ、誰もやろうと思わないもの。
一部の変態たちが“裏の方が早い”と信じ込み、実際に表のルートを捨てて裏に全振りすることで道が開ける、
結果として、若くして一生金策に困ることなく、労働に囚われることなく、人生を自由に謳歌していく、
それが裏ルートだ。
正直に言おう、表ルートをひた向きに頑張ってる奴にとって、この裏ルートはゲームの「バグ」だ。
ゲームマスターによって実装された、「資本主義」「インターネット」「自由経済」などなど、いろんなシステムを組み合わせたことによるバグ。
そう思ってもらって構わない。
考えてみて欲しい。
仮に、の話しだけれども、あなたが何かの本を書いて出版したとする。
これが2000円の本だったとして、電子書籍だとする。
“原理的に考えて”
この2000円の本で、最大でどれだけの売上を稼げるだろうか?
現実的な可能性、という意味ではなく、あくまで「最大で」である。
電子書籍なので、コストはほぼ0円でいくらでもコピーできる。
インターネットを介してダウンロードできるので、販売にかかる手間もほぼない。
つまり、原理的にはほぼ無限に売ることが可能な状態であるといえるわけだ。
これは、
“電子書籍を出版すれば、大量に売れてそれで稼げる”
というアホっぽいことが言いたいわけでは決してない。
し、電子書籍を出版してAmazonのKindleに登録したところで、実際には(それだけでは)ほぼ売れない。
ただ、実際に売れるかどうか、ではなく“原理的に”可能な状態が設定されている、というのが大事なわけだ。
これが実際の紙の本だとそうはいかないのは容易に想像できると思う。
紙を印刷するコスト、1日に印刷可能な量、書店に並べられる物理的な制限、在庫としてストックできる物理的な制限、配送にかかる人的リソース、、、などなど、
あらゆる制約に晒されるわけだが、電子データ×インターネット、という環境下ではそういう制限がなくなるわけだ。
これがいわゆる、僕が「バグ」と呼んでいるもので、
これを上手く利用していくと、
表ルートにおけるスキルとか経験とか、地道な昇給とか、あるいは人脈とか、
そういう概念をほぼすっ飛ばして、
“いきなり大金を得る”
ということが(原理的に)可能になってしまうのだ。
そして、世の中には若くして成功(ここでは大金を得るという意味で)している人が少なくないが、
彼らのほぼ100%がこのバグを利用することで、大きな稼ぎを得ている。
一例をあげよう。
有名なユーチューバー、はどうやってお金を稼いでいるのか?
彼らはネット上に動画をアップロードする。
その動画を視聴者が見るわけだが、ここに「数」という制限がない。
同時に動画を見れるのが5人まで、みたいな制約がなく、誰でも、どれだけでも視聴することができる。
一夜にして100万再生(100万人が視聴)なんて事例も少なくない。
この「大量の人が見る」という状況を利用して、自社の商品を宣伝したい企業が、彼らの動画に広告料を支払う。
いわゆる、1再生○○円の報酬、みたいに言われているYouTube収益だったり、企業案件という形で企業が直接彼らへお金を払うこともあるだろう。
制限なくいくらでも再生可能な状態、という一種のこのゲームのバグを利用することで、彼らは若くして大金を稼ぐのである。
またある人は、自身の経験をもとに学習塾を運営している。
その学習塾では授業動画を全てインターネットを介して受講生へ届ける形をとっているとしよう。
するとどうだろうか?
“原理的に”受講生の数に制限はなくなるし、受講生が自身の学習ペースに合わせて授業動画を自らインターネットを介して視聴する形を取れば、
いくらでも受講生を増やすことが可能になる。
一人当たり10万円の講座を、1000人が受講すれば、それだけで1億円である。
これも、電子データ×インターネット、というこの社会のバグを利用した事例の一つである。
そして、ぶっちゃけて言ってしまおう。
実はこのサイトの管理人(私だw)も、その裏ルートでこのゲームを攻略する人の一人である。
だが勘違いしてもらいたくないのは、
このルートの難易度は、
“決して低いわけではない”
ということだ。
上に書いた情報だけを見ると、なんだか簡単に見えてくる場合もあるかもしれない。
だがそれは誤解である。
実際に、電子データ×インターネット、というシステム上、原理的に稼げる金額に上限がなくなるという状況があったとしても、
じゃあ実際に売るための商品(電子データ)をあなたが作ったとする。
何かの電子書籍でもいいし、面白いと思う動画でもいいし、勉強になる学習コンテンツでもいい。
何か作ったとしよう。
そしてそれを、何らかのプラットフォーム。
電子書籍ならAmazonKidleとか、動画ならYouTubeとか、
そこに登録(アップロード)したとしよう。
原理的にはそれで、制限なく誰もが買うことができるわけではあるが、
実際には1円も売れることはないだろう。
なぜか?
それはあなたが、
“裏ルートの攻略法を知らないから”
である。
表ルートには表ルートのルール(攻略法)があるように、裏には裏のルール(攻略法)があるのだ。
ルールを無視して攻略を目指しても、全く前には進まない。
これは表も裏も同じである。
そしてこれが、裏ルートの難易度が「高く見える」理由の一つである。
必然的に、このゲームのプレイヤーの多くはわざわざよく分からない(人によっては存在すら知らない)裏ルートを進むことはせずに、
表のルートを、表のルールでそれっぽくプレイしているにすぎないのである。
だがこのゲームのプレイヤーの一人である僕は断言しよう。
“人並みに普通にプレイして、人並みの成果でこのゲームを終える”
というのを目標にした場合、表ルートの方が圧倒的に難易度は低い。
だが、
“人並み以上の成果を、圧倒的なスピードで攻略する”
というのを目標にした場合は、裏ルートの方が圧倒的に難易度は低くなる。
若くして大きなお金を稼ぐ人達が、裏ルートに沢山いることが何よりの証拠だろう。
普通に学校に通い、優秀な成績で大学へ進学、その後大企業へ就職、、、
という表ルートの正攻法で上手く攻略している奴だったとしても、
「20代で年収3000万円の給料をもらってます」
なんて話しは聞いたことがない。
20代どころか、30でも40でも、会社に雇われて働いているなら、年収3000万なんてのはほぼ現実味の無い話である。
だが、裏ルートにはそういう奴もゴロゴロ存在している。
知られているだけでも、有名なユーチューバー、インフルエンサーはそのくらい軽く稼いでいるし、
有名ではないけれども、ひっそりと社会の片隅で事業を起こして、システムのバグの中で大きく稼いでる人はたくさんいる。(一般に知られていないだけで)
ちなみに管理人(僕)は、途中まで表ルートの攻略を頑張っていたけど、
“表では絶対に乗り越えられない壁”
にぶち当たって、裏ルートへの転向を余儀なくされたプレイヤーの一人である。
どんな壁かって?
「20代のうちに年収2000万円は欲しいよな」
「1日8時間も働きたくない。2時間くらいでなんとかならんか。」
とか思っちゃったことだ(笑)
二十歳そこそこの時に、そんなことを思ってしまった。
ハッキリ言って(表ルートでは)「無理ゲー」である。
だから、必然的に裏ルートしかなかったのだ。
上手く攻略できるかどうか、なんていう次元ではなく、
“そこしか可能性がないのだから”
それを選んだわけだ。
ちなみに当時は、結婚を約束していた彼女がいた。
僕が裏ルートを攻略したいと告白したら、彼女からは大反発。
「いまの表ルートで十分良いとこ来てんだから、このままでいいじゃん!」
と。
いや、「ルート」なんて言葉は使っていないけれども(笑)、
当時は(高卒だけれども)、誰もが知る大企業の正社員として仕事をしていたわけだから、それなりに良いご身分だったのは確かである。
だけれども、大企業とは言え勤務時間はある。
1日8時間。
通勤時間、休憩時間、残業まで含めれば、1日12時間以上は拘束されるわけだ。
それに、年収2000万円とかは、さすがにくれない。
こんなに一生懸命働いてるのに。
だが、表ルートの常識しか知らない彼女からすれば、
「それで十分」
なのである。
そして多くの場合、これが一般常識だろうと思う。
しかし、裏ルートの存在を知ってしまった僕からすると、そんなものはどうでもいいのである。
裏ルートなら、
・若くして年収2000万円
・1日に2時間しか働かない
これが“原理的に”可能なのである。
表ルートでは“原理的に”不可能なことが、裏なら可能。
さて、努力を注ぐべきはどちらかな?
ゲーマーなら裏一択だろ、と(笑)
不幸にも、このゲームには「やり直し」という機能が存在しない。
全てが一発勝負で、リセマラもできない。クリア後の2週目とかもない。
絶対に後悔しない選択を、一発勝負でし続けなければならない。
その中で、凡庸な表ルートと、ワンチャン周囲をごぼう抜きできる裏ルートと、
どっちが魅力的なのか?と。
もちろんこの選択は人によるだろうけれども、僕には裏の魅力を無視することはできなかった。
でも彼女のことは好きだ。
結婚して一緒に暮らしたいし、一緒に家庭を築く、というハッピーエンド路線も絶対に捨てられない。
「そこまで裏ルートに拘るなら、結婚も考え直さなきゃいけない」
と、そこまで彼女が言ったとき・・・
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もう包み隠さず話そう。。。
僕は泣いた。
大泣きした。
二十歳過ぎた男が、同い年の女にみっともなく泣きついたのである。
すごく滑稽な話に聞こえるかもしれないけれども、僕の本気の訴えはその涙で証明されたのかもしれない。
それなりに彼女の理解も得た。
涙は女だけの武器ではないのだ(笑)
かくして僕は、本気で裏ルートの攻略を始めることになったのだ。
ということで、そこからの詳細を事細かに書くとあまりにも長い記事になってしまうので、ひとまず今回はここで一旦区切って、
その辺の詳しい話は、別の機会にすることにしよう。
では諸君、表ルートでも裏ルートでも、自分の好きなルートでこのゲームの攻略を目指してくれたまえ!
(謎にゲームマスター目線・笑)